初めまして。ゼネットの山﨑です。
IT未経験で入社し、研修3ヶ月目になります。
まだIT業界、ましてキャリアについて理解が浅いです。
そこで将来のイメージを得るため、「エンジニアのためのマネジメントキャリアパス~テックリードからCTOまでマネジメントスキル向上ガイド~」を読んでみました。
本の紹介
著者:Camille Fournier
本の読みやすさ ★★★★★
ITの知識がなくても読みやすい内容でした。メンターから経営幹部まで、幅広い管理職についての在り方が書かれています。
この本を読んで、
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上司は部下の望みを把握できないので、それを明確にして伝える姿勢が重要という考え方
が参考になると感じました。
感想
題名にある通り、本書はマネジメント法について扱っています。
しかしそれだけでなく、マネジメントされる側の視点も書かれていました。
その中でも、今の私がためになると感じたポイントを2つ紹介します。
①上司に上手く管理される方法
本書では「できる上司」がする管理の方法と、部下としてどんな状態が上手く管理されているのかについて載っています。
この上司に上手く管理される方法を知り、自分のキャリアパスを叶えるために活用することが大事だと感じました。
特に、上司に求めるべきこととして、
信頼関係を築き、定期的に話し合う場を作るため重要。
実際、3人以上いる状況では踏み込んだ話をするのが難しいので、月1回でもこのような機会があると助かると思いました。
昇進すると機会が減るので、積極的に聞き入れる。即時にもらうことで効果が上がる。
研修中でも指摘されないと気付かないことは多く、フィードバックの重要性を感じました。また上司から放置されていない安心感もあると思います。
などが挙げられていました。
もし上司との関係に不満がある場合、このように具体的な改善案があると参考にしやすいと思います。
②自己診断リストで自分の現状を知る
本書では最初に挙げたように、自分の望みを明確にし、伝えることが大事だと主張されています。
そのためか、本書には自己診断リストが何回も登場し、上司や自分の現状についての質問を投げかけられます。
これに答えることで
・今の自分が感じていることを言語化できる
・これからどんなマネジメント職になりたいのか、理想像をイメージできる
といった効果がありそうでした。
自分の内面を言葉するのは難しいと思います。このリストを上手く使い、今の上司との関係をどう感じているのか、振り返って考える良い機会になると感じました。
おわりに
本書は、上司に管理される側としても、管理職としての将来像をイメージするためにも、長く活用できそうな本だと思いました。
参考文献
(著) Camille Fournier (訳) 武舎 広幸、武舎 るみ (まえがき) 及川 卓也『エンジニアのためのマネジメントキャリアパス~テックリードからCTOまでマネジメントスキル向上ガイド~』. オライリージャパン. 2018.