システム事業部土屋です。
業務でセールスフォースを利用しているので、セールスフォースの認知度を上げるべく紹介をしたいと思います。
はじめに
セールスフォースという名前を聞いたことはあるが、実際どんなことに使えるのか?どんなことが出来るのか?など、知らない方も多いかと思います。
https://www.salesforce.com/jp/products/what-is-salesforce/
セールスフォース公式には「マーケティングから営業へ有望なリードだけを提供し、受注後は顧客を理解した満足度の高いサポートサービスを提供することが出来るようになります。」と書かれていますが、これは導入を検討している人向けの説明です。
この記事では、開発担当目線でセールスフォースというプラットフォームの特徴を説明したいと思います。
1.データベースについて
セールスフォースは顧客管理(CRM)や営業支援(SFA)を行うためのソフトウェアとして提供されているため、データベースは必須です。
Oracleなどではテーブルを作成等を行うためにはクエリを使用しますが、セールスフォースではテーブル(※)作成用の画面が提供されているため、SQLを知らない人でも簡単に作成することが出来ます。
また、テーブルに紐付いたWeb画面を、項目をドラッグアンドドロップで配置することで作成できる機能も標準で準備されています。
コーディングの必要が無いため、システム開発経験のない方でも、自分で必要なテーブルや画面を作成することが可能です。
(※)セールスフォースではテーブルではなく「オブジェクト」ですが、ほぼ同等のものなので、ここでは便宜上テーブルと記載します。
また、「ユーザ」「取引先」「商談」など、一般的によく使われるテーブルは「標準オブジェクト」としてあらかじめ用意されていて、カスタマイズも可能です。
例:取引先オブジェクト(リスト表示イメージ)
2.Web画面の作成について
ただ、1.で説明した標準のWeb画面は非常にシンプルなものしか作成できません。
そのため、実際の業務に使用する画面としては不十分・不満足となるケースも多々あります。
その際にはJavaなどと同様に、独自のアプリケーションをコーディングして作成することが出来ます。
セールスフォース開発では、セールスフォース用に調整された独自の言語が用意されていますが、JavaでのWebシステム開発と同じようにコーディングが行えるため、何かしらのWebシステム開発経験があれば慣れるのも容易だと思います。
例:開発者コンソール
3.学習環境について
セールスフォースでは自主学習用にTrailheadという、無料の学習サービスが提供されています。
学習コースは初心者向けだけでなく、上級者向けなどレベルや目的に合わせたコースが用意されています。
また、実際にコーディングやテーブル作成が行える学習用環境も無料で利用できます。
Trailheadで学習をしっかり行えば、セールスフォースの資格取得することも可能です。
最後に
セールスフォースはクラウドサービスであることから、データ処理における制限等もあり、注意すべき点はありますが、上手く使えば従来のJava開発よりもスピーディーにシステムを提供出来たりします。
興味があればTrailheadでセールスフォースに触れてもらえると幸いです。