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-株式会社ゼネット技術ブログ-

preztoで快適ターミナル生活

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システム事業部の五十島です。

現在お使いのシェル環境はどんな感じでしょうか?
以下のようにデフォルトをそのまま使用していませんか?

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シェル環境を快適にしたいけど、設定がよくわからない・めんどくさい人に朗報です。
必要な設定をほぼ自動的に行なってくれるツールがあります。
GitHub - sorin-ionescu/prezto: The configuration framework for Zsh こちらを使えばお手軽に、素敵zsh環境を構築することができます。

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上記画像は一例ですが、git管理をしているディレクトリだとブランチ名が出たり、lsでファイルの種類ごとに色をつけてくれたり・・・様々な設定を含んだ設定ツールになります。

1. 準備

zsh のバージョンが4.3.11以上かを確認しましょう。 以下のコマンドで確認できます。

$zsh --version
zsh 5.7.1 (x86_64-apple-darwin17.7.0)

4.3.11未満の人はzshのバージョンをあげてください。 そもそもzshが入っていない人はインストールをしましょう。(apt-get、yam、brewなどのパッケージ管理ツールで)

2. Preztoの設定

Preztoはgithubからクローンしてきます。 以下のコマンドを実行すると、ホームディレクトリーに .zprzeto ディレクトリが作成されます。

$ git clone --recursive https://github.com/sorin-ionescu/prezto.git “${ZDOTDIR:-$HOME}/.zprezto”

以下を実行して、設定ファイルを作成ます。

$ setopt EXTENDED_GLOB
for rcfile in “${ZDOTDIR:-$HOME}“/.zprezto/runcoms/^README.md(.N); do
 ln -s “$rcfile” “${ZDOTDIR:-$HOME}/.${rcfile:t}”
done

初期のシェルをzshに変更して、新しくターミナルを立ち上げると、いい感じになっています。

$ chsh -s /bin/zsh

3. カスタマイズ

表示のカスタマイズ

表示タイプはデフォルトで色々用意されています。 以下のコマンドを実行すると、一覧で表示されます。

$ prompt -l
Currently available prompt themes:
agnoster cloud damoekri giddie kylewest minimal nicoulaj paradox peepcode powerline pure skwp smiley sorin steeef adam1 adam2 bart bigfade clint default elite2 elite fade fire off oliver pws redhat restore suse walters zefram

以下のコマンドで表示を変更できます。

$ prompt -s cloud

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今回は「cloud」に変更してみました。 ただし、新規のターミナルを立ち上げたり、ターミナルを終了するともとに戻ってしまいます。

永続的に使用したい場合は、 ~/.zpreztorc に変更を加えましょう。 100行目あたりの以下に好きな表示タイプ名を入れて保存してください。 次回起動時から表示設定が変更されています。

# Set the prompt theme to load.
# Setting it to 'random' loads a random theme.
# Auto set to 'off' on dumb terminals.
zstyle ':prezto:module:prompt' theme '表示タイプ名'

便利な設定をしよう

preztoはよく使われるコマンドの保管やエイリアス設定なども準備されています。 ~/.zpreztorc にどんどん追加して、好きにカスタマイズしていきましょう。 一覧は以下を参照にしてください。 prezto/modules at master · sorin-ionescu/prezto · GitHub

私は以下のように設定を入れており、git、dockerなどは個人的に入れておくことをおすすめします。
rubyrailsなどは開発で使用しているので入れているという感じです。お使いの開発言語に合わせて、カスタマイズしてみましょう。

 # Set the Prezto modules to load (browse modules).
 # The order matters.
 zstyle ':prezto:load' pmodule \
   'environment' \
   'terminal' \
   'editor' \
   'history' \
   'docker' \
   'directory' \
   'spectrum' \
   'utility' \
   'completion' \
   'git' \
   'osx' \
   'rails' \
   'ruby' \
   'ssh' \
   'prompt'

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