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-株式会社ゼネット技術ブログ-

【大学生必見】文系大学生が3か月で基本情報技術者試験に一発合格した対策法を紹介します

 

はじめに

 こんにちは。ゼネットの佐藤です。

 本記事では、大学4年の秋、IT企業入社前に3か月程の学習期間で基本情報技術者試験に一発合格した対策法をご紹介します。

 

基本情報技術者試験の概要

 この資格はITエンジニアの登竜門といわれ、情報処理に関する国家資格です。詳しくは、IPA情報処理推進機構ホームページをご覧ください。

 

www.ipa.go.jp

 

試験対策開始時の状況

・対策期間は約3か月(9月上旬~11月下旬)

・情報セキュリティマネジメント資格を保持

 

使用した参考書

 私は、以下に記載する二冊を用いました。

①基本情報技術者試験合格教本

 図解が豊富に使用されており、視覚的にも十分な情報を得られる点が良いと感じました。

 

 

②2021 基本情報技術者 午後試験対策書

情報セキュリティやアルゴリズム等、午後試験の各テーマに演習問題と詳細解説があり、地道に実力の向上を図れると感じました。

 

 

具体的な対策法

 私が、試験対策を行うにあたって重要視したのは学習の「効率」です。

 試験合格を目指していましたが、対策期間が多く確保できなかった為、決して高得点は狙いませんでした。「合格する」ことを第一に考え、下記のような勉強法を用いました。

 

試験合格に向けて行った対策は以下の通りです。

【午前試験対策】

①出題範囲、傾向を知る

 午前試験の出題範囲は、大きく分けてテクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系の3つの分野で構成されています。各分野の全体に対する構成は下記の通りです。

 

 ・テクノロジ系  50問

    ・マネジメント系 10問

 ・ストラテジ系  20問

 

 出題範囲とその割合を認識することで、どの分野に時間をかけるべきか明確になります。そのため、参考書に一通り目を通すと良いと思います。そして、午前試験対策の際に、午後試験の範囲も同時に把握し、午後試験の各テーマに合わせて、予め得意分野を確立しておく(午後試験の選択問題のため)のも大事です。

 

②過去問演習を行う

 午前試験では、過去問と同様の問題や、非常に類似した問題が全体の約4割程出題される傾向にあると耳にしたため、ひたすら過去問を解きました。また、過去問演習で躓いてしまった時は、参考書を読み返し、該当する範囲を復習しました。私が使用した過去問演習用サイトも紹介しておきます。

 

www.fe-siken.com

 

【午後試験対策】

①午前試験と午後試験の間隔を空ける

 数年前に試験方式が変更され、定められた期間内であれば、午前試験と午後試験を別々で受験することも可能となりました。また、午後試験は午前試験前に得た知識が土台となっており、基礎をしっかり固めないと合格ラインを超えるのは困難であると思ったので、午前試験と午後試験間で約1か月の期間を設け、余裕を持って学習に励みました。

 

②過去問演習を行う

 午後試験では、出題数が11題あり、必須問題が2題と選択問題が3題の構成となっています。その範囲の中でも特に難題なのはデータ構造とアルゴリズム、プログラム言語の2題であり、得点率も2題合わせて全体の50%を占めていますので、この2題により時間を割き、学習を行うことをお勧めします。また、プログラミング未経験の方はプログラム言語選択では、"表計算"を選ぶと良いと思います。Excelで用いられる関数を覚えれば(私は頻出の関数を20~25個くらい覚えました)大問の前半部分は何とか解答できると思います。

 

www.fe-siken.com

 

おわりに

 今回、私が学生時代に行った基本情報技術者試験対策をご紹介しました。

 本記事でご紹介した対策法で、気になったものがあれば、実践してくださると幸いです。しかし、2023年春から試験内容、形式が大幅に変更されますので、公式サイトを確認した上で試験対策をしていただければと思います。

 

 資格は自らの能力を証明する道具ですので、資格取得を目指してみるのはいかがでしょうか。

 

参考文献

 IPA 情報処理推進機構 ホームページ

  https://www.ipa.go.jp/

    基本情報技術者過去問道場(午前)

  https://www.fe-siken.com/fekakomon.php

 基本情報技術者過去問道場(午後)

  https://www.fe-siken.com/fekakomon_pm.php