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-株式会社ゼネット技術ブログ-

【新人インタビュー】先輩インフラエンジニアに聞いてみたITインフラの仕事の価値とやりがい


こんにちは。ゼネット新人の増山です。

文系出身、ITは全くの未経験ですが、入社してから基盤系の仕事に関心をもちました。

 

今回はシステム事業部の田丸さんにインタビューをさせていただきました。

田丸さんは基盤系(インフラ系)の仕事をされていて、主にクラウド案件などのITインフラに関わっていらっしゃいます。

ITインフラの仕事へのお考えや、新人のころの経験について伺ってきました。

田丸さん プロフィール

2006年入社 17年目
入社後2年程度、社内部署(情報管理部)に所属し社内サーバ管理や新人教育に携わる。
以降は大手ベンダ配下で主に金融系の各種案件でサーバ構築や運用保守を経験。
近年は同じく大手ベンダ配下でAWS利用案件に参画中。

 

ITインフラは「動いて当たり前」

まずは、田丸さんが関わられている基盤系のお仕事について。

「基盤系のつらいところは、『これが基盤の仕事です』と言いづらいことです」

現代社会では、ITインフラは水道やガスと同じ、動いて当たり前のものとされます。だからこそ基盤系の仕事は表に出にくい、何をしているか見えにくいといった特徴があります。

ITインフラの仕事は、システム開発のための基盤を構築したり、すでに動いているシステムに手を加えたり、障害が発生した際に対応したりと、多岐にわたります。

「障害対応となるとたしかに大変なんですが、そこが基盤系の腕の見せどころでもあります」

当たり前と思われているからこそ、そこを支える仕事は重要。まさに縁の下の力持ちといえる魅力を感じました。

 

「非機能要件」の価値とは?

「運用保守が一番価値を生む」と考える田丸さん。

「お客様からの問合せに対するレスポンスの速さや、対応できる引き出しの多さが価値になる」といいます。

機能面以外の、システムの性能やどれだけ早く障害から回復できるかといった要件は、『非機能要件』と呼ばれます。

「どれだけシステムが良くても、問合せの対応が遅かったりすぐ動かなくなったりするようなものを、お客様は使いたくはない。システムのフロント部分ばかりに目が行きがちですが、意外とそのすぐ裏で支えていたりもするのが基盤系でもあります」

確かに、普段使うパソコンやスマートフォンがどれだけ便利でも、突然動かなくなったりなかなか回復しなかったりすると考えたら、あまり使いたいと思いません。
非機能要件の重要さが感じられます。

 

 新人のころの仕事は?

まずは、私たちと同じような新人だったころのお話を伺いました。

「新人の頃は、エンタープライズ向けのサーバ工場での勤務から始まりました。
サーバ発注時にSEが作成する、サーバの構成指定の内容チェックや、
それに付随するサーバ組み立て作業費や工場からの搬送費といった各種必要経費の確認、現地作業者への指示書の発行業務などを行っていました。
構成内容の不備や、経費手配などに抜け漏れがないかなどをチェックし、
発注元の営業やSEにチェック結果の連携や、不備あれば是正依頼などを行い、
内容確定させ、生産ラインに生産指示を流すのが主な仕事です」

 

始めての現場はイメージと全く違う環境だったそうです。配属されたばかりのころは、苦労したこともありました。

「メールの文章が長文になってしまったり、電話では緊張してしまったり。どうすれば簡潔に伝えられるか悩んでいました」

やはり新人のころは慣れないことだらけだったそうです。

私もまだ入社して数か月で、毎日が慣れないことばかりです。与えられた目の前の仕事をこなすので精一杯という新人は、多いのではないでしょうか。

 

新人のときに経験してよかったこと

メールや電話といえば新人の頭を悩ませるものの定番だと思いますが、田丸さんは上手な先輩のメールを真似して慣れていったといいます。

「現場に出るとわかりますが、うまい人・優秀な人は絶対にまわりにいます。新人のうちは、そういう人を真似することがよい経験になります」

新人のころに苦労した経験は「確実に今に生きている」と田丸さん。

「先輩社員がいない環境でしたが、結果的にはよかった。次の環境でのハードルは低くなりました」

また、新人のころから頑張っていてよかったことをお尋ねすると、「早起き」とのことでした。

「それが当たり前だったので、頑張っていたかと言われると……でも、朝早い習慣があるのは良いことだと思います。ゆとりをもって始業の準備ができますし、早くいるだけで周囲に認められる部分もあったりします」

私も朝は早い方ですが、習慣があるとなんとなく自信が持てる気がしています。
小さなことかもしれませんが、毎朝しっかり起きることは周囲からの信頼にも繋がると思いますので、私も大事にしていきたいです。

 

「やりがい」は変わっていく

最後に、やりがいを感じるときについて伺いました。

「経験やフェーズによって変わる」と田丸さんは言います。

「新人のころは、とにかく滞りなく正確に、与えられた仕事をこなすことがやりがいでした。今はより頭を使う作業が多くて、例えば障害の原因の根本を突き止めたりするとある種の達成感のようなものがあります。あとはやはり、お客様から感謝されるときにやりがいを感じます」

経験量や立場が変わることで、やりがいを感じる瞬間も変わるようです。私も変化を実感できるようになりたいと思いました。

 

おわりに

基盤系は開発系と比べるとユーザから見えにくい部分ですが、だからこそのやりがいもあると思います。

慣れないうちは大変なことも多いですが、経験したことは必ず今後の自分に生きてくるものだと、お話を伺っていて感じました。

私も、未経験だからとかは関係なく、新人として恐れずチャレンジしていきたいです。

お忙しい中お話を聞かせてくださった田丸さん、ありがとうございました!