はじめまして。システム事業部の大柳です。
だいぶ時間がたってしまいましたが、5月末にRubyKaigiに参加したので印象に残った講話と感想のレポートを書きたいと思います。
はじめに自己紹介
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入社5年目
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Ruby歴:約1年
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仕事:Ruby on Rails を使ったシステム開発
以前は主にJavaを使ってシステム開発を行っていましたが、上記のようにRuby自体は初めて間もないひよっ子です。
経験は浅いですがとても有意義な時間となりました。
以下は印象に残ったセッションです。(他の人の記事と被っている部分もありますがご了承ください。。)
セッション
Proverbs
Matzことまつもとゆきひろ氏のセッションです。 「名は体を表す」ということわざがあるようにプログラミングにおいて名前をつけることは重要だというお話です。 何をしたいかがわかるようなメソッド名を付けたり、何を保持しておきたいかわかるような変数名を付けることで誰が見ても理解がしやすくなります。 経験上、例えばユーザーのIDを取得しているのに代入した変数名がただの user
になっているなんてことはよくありました。(本当はuser_id
とかが良い) こういったことを避けるためにも名前は十分考慮して付けたいですね。
Ruby Committers vs the World
RubyCommitterの方々が登壇していくつかのトピックについて議論や意見を言い合う場です。 中でも気になったのはRuby2.5で実装予定の新機能について「Endless Range」というのが実装される話です。 RubyにはRangeクラスという範囲を扱うクラスがありますが、今まではlast
に無限大を指定する際にFloat::INFINITY
とかを指定する必要がありました。
しかし今回の機能で範囲のlast
の省略が可能になります。 Railsで使うことはあまりない気がしていますが、便利だなと思いました。 というのと同時に今まではlast
の書き忘れでsyntaxエラーで落ちてたところが無限にループされる事象が発生しそうな気がしました。
TRICK 2018 (FINAL)
TRICKとは Transcendental Ruby Imbroglio Contest for RubyKaigi の略でRubyKaigi恒例の<めちゃくちゃだけどめっちゃすごいコード>コンテストです。 印象に残ったのは以下のtompngさんのコンテンツです。 Merry Christmasという白抜きのコマンドを実行すると3Dレンダリングされたクリスマスツリーが表示されるプログラムです。
最も歓声が上がってた気がします・・! 他にもさまざまな奇想天外だけどすごいコードがあり、Rubyでこんなことできるのか、、と驚かされました。 ちなみにこのTRICKは今回がFinalだったみたいで次回開催は予定されてないそうです。ぜひ復活してほしいですね!
懇親会
RubyKaigiでは全公演が終了したあとに、After Partyなる懇親会があります。 多くのRubystたちと食事をしながら交流できる場でRuby界隈で有名なコミッターともお話ができるチャンスがあります。
私もいくつかの懇親会に参加しましたが、最初はどのようにして会話に参加すれば良いのかわからずおろおろしてしまいました。 しかし何人かの方から話しかけられたりして会話してるうちに自分からも声をかけていろんな方の話を聞くことができました。 2日目は株式会社オプトさんのドリンクアップに参加し、仙台のおいしい料理をいただきました! 業界あるある話ができたりして楽しめました。ありがとうございました。
1日目 2日目
最後に
今回初めてRubyKaigiに参加することになり、はじめは自分なんかがセッションを聞いて理解ができるのか?未熟者が参加して失礼じゃないか?と不安もありました。 正直なところ内容は難しいものばかりで今の自分に有益となるかは微妙なところでした。。 しかし、RubyKaigiの魅力は難しいすごい人達のお話を聞くことだけはないと思っています。
上記にも記載しましたが、RubyKiagiではRubystたちと交流ができる場でもあります。 自分と同じ技術を使って仕事をしている方たちと交流できるのは自分にとってすごく刺激になりました。 これからもっと勉強して技術を身に着け、RubyやRailsを使いこなせるように頑張っていきたいと思いました。 経験が浅い方でも参加して決して損はないのでどんどん参加してほしいです。
来年は福岡で開催ということが決まりました。ぜひ次回も参加したいと思います!!