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-株式会社ゼネット技術ブログ-

多くの企業で導入されているSAP ERPとは?

ERPとは?

ERPは、Enterprise Resource Planningの略で、

企業の持つ様々な資源を適切に管理し、

業務の効率化や経営の最適化を目指す手法となります。

また、現在では上記を目的とした情報システムのことも指す言葉となっています。

 


ERPが対象とするビジネスプロセス 

・会計(財務会計、管理会計、原価計算、経営管理)

・ロジスティクス(購買管理、生産管理、販売管理、物流管理)

・人事(給与管理、勤怠管理、人材管理)

多岐のビジネスプロセスがERPの対象となります。

 

経営
リソース
ビジネスプロセス
領域 代表例 管理情報
会計 財務会計、管理会計、原価計算、経営管理 金額、経営指標、等
ロジスティクス(SCM) 購買管理、生産管理、販売管理、物流管理 在庫(原材料、製商品)、ロケーション(工場、物流センター、営業所)、等
人事 給与管理、勤怠管理、人材管理 組織、人、スキル、等

こういったビジネスプロセスに対して使用される

金・物・人といった経営リソースに対して、発生する情報をERPで管理することで、

業務の効率化や経営の最適化に繋げることができます。

 

 

SAP ERPとは?

ドイツSAP社が販売するERPパッケージです。

SAP社は1972年ドイツのワルドルフで操業され、

現在では世界50国以上に子会社と関連会社があり、社員は4万3000名以上になります。

SAP ERPは世界の主要企業1万社以上に導入されており、

市場シェア1位の製品となっています。

 

 

SAP ERPアプリケーションの構成

SAP Business Suite
SAP ERP プラットフォーム(SOA対応されたSAP NetWeaver)
SAP CRM Customer Relationship Management
SAP SRM Supplier Relationship Management
SAP PLM Product Lifecycle Management
SAP SCM supply chain management

上記のようにプラットフォームとして、「SAP ERP」があり、

「SAP CRM」、「SAP SRM」、「SAP PLM」、「SAP SCM」

といったそれぞれの機能に特化したアプリケーションが存在しています。

 

 

SAP ERPの特徴

①「統合」化データベースとSOA(サービス指向アーキテクチャ)による

 柔軟なアプリケーションの「融合」

 

②基幹業務の全領域をカバーした「ビジネスプロセスモデル」

 全世界、様々な業種による過去の導入実績や

 ERP以前の情報システム導入のノウハウに基づいた標準的なビジネスプロセスを包括

 

③「マネジメント機能」による意思決定支援ツール

 マネジメント機能を最大限に活用し、企業活動の各レベルにおける意思決定を支援

 

④「グローバル」対応

 マルチランゲージ(多国語)、マルチカレンシー(多通貨)、

 マルチナショナル(多国籍)に対応

 

⑤「パラメータ設定」による導入

 あらかじめ準備、体系化されたパラメータを導入企業向けに設定

 

⑥堅牢な「内部統制」機能

 IT利用では「全般統制」と「業務処理統制」があり、

 これらIT統制の構築・運用を自動化する機能・ツールが組み込まれている

 

⑦バージョンアップによる「最新I」の活用

 継続的なバージョンアップのよるビジネスプロセス、最新ITへの拡充と活用

 

※参考資料 ~SAP導入のポイント~ SEのためのERP入門

 

 

まとめ

今回ご紹介したようにSAP ERPは多くの企業で導入され、

市場シェア1位の製品となっており、注目がされている製品になります。

業務・経営のより効率化を目指し、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

終わりに

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