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-株式会社ゼネット技術ブログ-

WSL2環境構築中に遭遇したエラーの対処法【Windows 11】



ゼネットの阿部です。

 

開発用マシンが古くなったため、入れ替えたところOSがWindows10からWindows11に変わり、WSL2の環境構築でエラーが発生してうまくいきませんでした。

今後に向けて備忘しておこうと思います。

 

WSL環境の準備をするためには、以下の手順を忘れるべからず

  1. Windowsの仮想マシンを有効にする
  2. Linux用Windowsサブシステムを有効にする
  3. wsl --update コマンドを実行

 

構築手順と起こったエラーおよび対処

 

Microsort Store にてUbuntuをインストール

(今回はUbuntu 20.04.3 を利用しています)

 

インストール

インストール後、Ubuntuを起動するとエラーが表示【0x8007019e】され起動に失敗

Installing, this may take a few minutes...
WslRegisterDistribution failed with error: 0x8007019e
Error: 0x8007019e Linux ? Windows ??????????????????

Press any key to continue...

 

どうやら、Windowsの許可設定が不足していることが原因のようで、以下の設定を確認したところ無効になっていたため、有効化します。

コントロールパネルからプログラムと機能を選択

Windowsの機能の有効化または無効化

有効化

  1. 仮想マシンプラットフォーム
  2. Linux用Windowsサブシステム

Windowの許可設定

特に変えてすぐのPCの場合、Windowsのデフォルト設定である場合が多いので要注意かもしれません。

 

再度WSLを起動したところまたエラーが発生しました。

先ほどとは異なるエラーコード【0x800701bc】でした。

Installing, this may take a few minutes...
WslRegisterDistribution failed with error: 0x800701bc
Error: 0x800701bc WSL 2 ???????????? ??????????????????????? https://aka.ms/wsl2kernel ?????????

Press any key to continue...

 

Linuxカーネルのバージョンが古いようなので、Linux用サブシステムを最新版にアップデートすることで改善します。

PowerShellを起動して  wsl --update を実行

 

再度WSLを起動すると無事にUbuntuが立ち上がりました。

 

分かっていればほんの数分で終わる手順ですが、今回は割と時間を費やしてしまいました。

これからPCの入れ替えが発生する皆様に少しでも役立てばと思い、ここに備忘します。