
はじめに
株式会社ゼネットの方です。
ダッシュボードを作成していると、
- 「ただグラフを並べただけ」
- 「ユーザーがどう使うか考えられていない」
といった課題に直面することはないでしょうか?
Amazon Quick には、こうした課題を解決するための
「フィルターアクション」 や 「ナビゲーションアクション」 といった機能があります。
本記事では、これらの機能を使って
ダッシュボードのUX(ユーザー体験)を改善する方法 を実務目線で解説します。
- はじめに
- なぜUX改善が重要なのか?
- 今回作成するダッシュボード
- フィルターアクションとは?
- ナビゲーションアクションとは?
- フィルター vs ナビゲーション 使い分け
- UX改善のビフォー / アフター
- 実務での活用例
- よくあるハマりポイント
- まとめ
なぜUX改善が重要なのか?
BIツールは「作ること」がゴールではなく、
👉 「使われること」がゴール です。
よくある課題👇
- 情報が多すぎてどこを見ればいいかわからない
- 分析に毎回フィルター操作が必要
- 詳細を見るために画面を行き来する必要がある
👉 これらはすべてUXの問題です。
今回作成するダッシュボード
銀行クレームデータを使い、以下のような構成を作成します。
サマリ画面
- クレーム件数
- クレーム件数推移
- カテゴリ別割合
- 年齢層分析
- 重大度分布
- 支店別重大度でのクレーム数分布
- クレーム対応状況

詳細画面
- クレーム一覧

👉 この2画面を「アクション」でつなぎます
フィルターアクションとは?
クリックしたデータに応じて、他のビジュアルを自動フィルタする機能
従来のBIダッシュボードでは、作成者が用意したフィルターを利用者が手動で操作する必要がありました。
一方、フィルターアクションを使うことで、利用者は「気になるグラフをクリックするだけ」で分析できます。
スクロールしてフィルターを探す必要がなく、直感的にデータ分析を進められる点が大きなメリットです。

例:分布棒グラフクリック → 詳細表示
- 「福岡・重大度:中」をクリック
- 同シートのグラフが「福岡・重大度:中」に絞り込まれる

👉 ユーザー操作がめちゃくちゃ楽になる!
設定方法
- ビジュアルを選択
- 「アクション」→「アクションを追加」
- アクティベーション:選択
- 種類:フィルターアクション
- フィルター範囲:すべてのフィールド
- ターゲット:すべてのビジュアル

UX的なメリット
- 直感的な操作(クリックだけ)
- フィルター操作不要
- 分析スピード向上
👉 「触れるダッシュボード」になる
ナビゲーションアクションとは?
別シートへ遷移する機能(ドリルダウン的な動き)
例:対応状況クリック → 詳細画面へ
- 対応状況ビジュアルの「セル」をクリック
- 詳細画面に遷移
- クレーム詳細シート表示
👉 かなりアプリっぽくなる
設定方法
- ビジュアルを選択
- 「アクション」→「アクションを追加」
- アクティベーション:選択
- 種類:ナビゲーションアクション
- 遷移先シートを指定

UX的なメリット
- 画面が整理される
- 情報の階層化ができる
- ストーリー性のある分析が可能
フィルター vs ナビゲーション 使い分け
| 機能 | 用途 |
|---|---|
| フィルターアクション | 同一画面での絞り込み |
| ナビゲーションアクション | 別画面で詳細分析 |
実務での使い分け
- 直感的なフィルター → フィルター
- 深掘り分析 → ナビゲーション
👉 両方組み合わせるのが最強
UX改善のビフォー / アフター
Before
- フィルターを手動操作
- 複数画面を行き来
- 分析に時間がかかる
After
- クリックだけで分析
- スムーズな画面遷移
- 直感的に使える
👉 ユーザーのストレスが激減
実務での活用例
この構成、実務でかなり使われます👇
- クレーム分析
- 売上分析
- KPIモニタリング
- 問い合わせ分析
👉 「見るだけ」から「使うBI」へ
よくあるハマりポイント
- フィルターが意図通りに効かない
→ データセットのキーを確認 - ナビゲーションでフィルターが引き継がれない
→ パラメータ設定を確認 - ビジュアル間の関係が不明確
→ 設計段階で整理する
まとめ
ダッシュボードの価値は「グラフの多さ」ではなく、
👉 「利用者が迷わず分析できるか」にあります。
フィルターアクションとナビゲーションアクションを活用することで、
「見るだけのBI」から「使いやすいBI」へ進化させることができます。
最後に
ダッシュボードは「作る」だけでは価値がありません。
👉 「使いやすく設計する」ことが重要です。
今回紹介した内容を取り入れるだけで、
あなたのダッシュボードは一段レベルアップします。
ぜひ試してみてください! 🚀
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